多能性幹(iPS)細胞を経ずに皮膚細胞から神経細胞を作成できた

  • マウスの皮膚の細胞から直接、神経細胞を作り出す
  • 米スタンフォード大(Stanford University)の研究チーム
  • 27日付の英科学誌ネイチャー(Nature、電子版)で発表

何が出来た?

  • 体細胞からほかの体細胞に変わりうるのは、万能細胞の「多能性幹(iPS)細胞」のみ。
  • しかし今回の研究ではマウスから採取した細胞から、万能細胞を作製する段階を経ずに、神経細胞を作製できた(成功の確率20%)。

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2688320/5247641

体内時計がiPS細胞やES細胞から分化する過程で形成されることがわかりました

わかったことは?

  • 体のリズムを約24時間周期で刻む体内時計が、iPS細胞やES細胞からさまざまな組織に分化する過程で形成される。
  • 体内時計は、全身のほぼすべての細胞に備わっており、睡眠や血圧などの生理機能に重要な役割を果たしているが、いつ、どのように発生するのか分かっていなかった。
  • 大阪大の八木田和弘准教授らが、米科学アカデミー紀要電子版に25日発表した。

どんなことに応用できる?

  • 八木田准教授は「未分化のがん細胞は体内時計に異常があることが多く、今回の研究成果は再生医療の際、危険のある細胞を見分ける基準になる可能性がある。
  • 細胞が正常に分化すれば、体内時計が形成される性質を利用することで、がん化の危険性をはかる指標の一つになる可能性がある。
  • 体内時計が完成していない胎児期に、母体にストレスや生活リズムの乱れがあると、子どもの体内時計にどう影響するのかの解析にも役立つかもしれない。

実験方法、結果

  • 細胞の体内時計が振動すると反応して光る遺伝子(ホタルの発光酵素「ルシフェラーゼ」)を指標に、体内時計を観察できるES細胞を作製。光の強弱によって体内時計が機能しているか測定する方法を考案した。
  • ES細胞では振動がなかったが、培養して分化させると約2週間で約24時間周期の振動が現れた。
  • 体内時計ができた細胞からiPS細胞をつくると再び振動が消え、そこから分化させた細胞ではまた周期的な振動が始まった。
  • ES、iPS細胞では体内時計は発生していなかったが、別の数種類の細胞に分化させると、各細胞内で次第に24時間周期のリズムが刻まれるようになり、約2週間で体内時計の形成が確認できた。
  • 分化させた細胞から、ES細胞に近い性質を持つ人工多能性幹(iPS)細胞を作るとリズムは消え、細胞の分化と体内時計の形成が密接に関係していることが分かった。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720100126eaaf.html

http://www.topics.or.jp/worldNews/worldScience/2010/01/2010012501000748.html

世界で初めて、アフリカツメガエルの人工培養下での網膜再生実験に成功

サマリー

  • 奈良女子大学理学部の荒木正介教授(発生生物学)の研究グループ
  • アフリカツメガエルの網膜組織の再生における遺伝子(の状態)を特定した。
  • この遺伝子はヒトの網膜組織をつくる際に重要な役割を果たしており、再生メカニズムが解明されれば、将来的にヒトの網膜再生に応用できる可能性がある。
  • 以前、同教授はイモリの網膜再生メカニズムにおいて、タンパク質「FGF2」が関与することで、網膜の外側にある色素上皮細胞が網膜の神経細胞として再生し、細胞分化して増殖する仕組みを解明している。

実験内容

  • 網膜組織の再生に重要な働きを果たす遺伝子「PAX6」の状態を検証する。
  • 色素上皮細胞をアフリカツメガエルから取り出してFGF2を投与する。

実験結果

  • 初期の段階ではPAX6の値が上昇し再生が可能となったが、一定時間が過ぎるとPAX6の値は減少に転じ、再生は行えなくなった。
  • FGF2が網膜再生にかかわる遺伝子に働きかけるというこれまでの研究成果に加え、新たにPAX6の状態が再生の成否に重要な影響を及ぼしていることが判明した。
  • PAX6は、ヒトなどでも網膜組織をつくる上で重要な役割を果たすことが分かっている。

国内初!再生医療によるトータルアンチエイジングセンター誕生

  • 医療法人敬晴会リセリングクリニック「大阪再生医療センター」
  • 所在地:大阪府大阪市、理事長:久保 周敬
  • サービスの拡充と施設の増設
  • 歯のエイジングにも着目し、美しくなる為の歯科を併設
  • 「点滴SALON」で有効成分を血液に直接注入する。
  • 大阪再生医療センターでは顔のしわを改善すると同時に”首のしわ”を改善する。
  • “首のしわ”や”ニキビ跡”など今まで治療法の無かった部分への治療を開始した。
  • アンチ エイジング効果の充実を図る為、「フォローアップメニュー」もある。

フォローアップメニュー

  • 「自己W-PRP注入療法」
  • 「細胞成長因子添加自己W-PRP注入療法」
  • 「イオン導入、超音波導入」
  • 「サリチル酸マクロゴールピーリング」

まあ、保険、きかないんだろうな。。。

フェイコチップ

特徴

  • easyTipは創口のより確実な閉鎖をもたらし、創口の熱傷を予防する。
  • チップのくびれたデザインは、チップ先端までほぼ流線型に近いため、切開幅を縮小し、より小さな直径のスリーブの使用を可能にする。
  • このデザインがチップの切開創への挿入を容易にする。
  • スリーブと細いシャフトとの間の間隔がより広くなるため、創口との間隔も増し、より大きな灌流量が可能になる。
  • 適度な水の流れが可能になることにより、十分な灌流量が確保され、チップ先端が完全閉塞していない場合でも、核の乳化吸引の際の冷却効率が改善する。

http://www.osnsupersite.com/view.aspx?rid=59769

『細胞治療・再生医療のための培養システム』

Culture Systems for Cell Therapy and Regenerative Medicine

背景

  • 1.1980年代後半から、立体的構造を有する組織を足場を利用して再構築する技術が展開し、3つの基盤要素(細胞・足場・成長因子)に対する調和環境の実現を目指してきた。
  • 2.1990年代後半では、立体的な足場を利用せずに板状の細胞シートを積層し、立体構造を有する培養組織の構築を目指した細胞シート工学技術が開発された。
  • 3.現在では、血管誘導技術の開発とともに、より複雑で大型の構造を有する組織再構築に対する研究が進められている。
  • 4.これらの技術は、体外で増幅・分化した培養細胞・組織を患者疾患部へ移植し治癒を行う再生医療を生み出している。

本書について

  • 執筆者、大阪大学 紀ノ岡正博 氏ほか
  • 対象、再生医療・臨床開発の担当者ほか
  • 出版社、株式会社シーエムシー出版 
  • 発行年月、2010年1月中旬予定
  • 体裁、B5判,約280ページ
  • 定価、68,250円(本体65,000円+税5%)
  • 培養を行っている方、培養装置に興味ある方向け。
  • 最新の臨床応用、製造環境までの全体像を把握できる内容。
  • 培養工学的な観点に特化している。
  • 製造プロセスにおける培養装置・製造設備の考え方にも触れている。

構成

  • 1.「培養システムの意義と役割」
  • 2.最新の臨床応用を含めた「細胞・組織培養と治療」
  • 3.人手ではできない操作「バイオリアクターシステム」
  • 4.人の代わりとなる自動的操作「プロセスシステム」
  • 5.培養モニタリング・予測・製造基準など「培養装置を支える技術」

執筆者一覧

  • 紀ノ岡正博   大阪大学 大学院工学研究科 教授 
  • 石川陽一    エイブル(株) 代表取締役会長
  • 畠賢一郎    (株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング 研究開発部 常務取締役 研究開発部長
  • 神宮司英雅   (株)メディネット 経営企画部 開発企画グループ マネージャー
  • 坂井将典    (株)ツーセル 営業学術部
  • 村田利己    髙木産業(株) メディカル推進室 室長 
  • 渡辺節雄    髙木産業(株) メディカル推進室 嘱託 
  • 岩畔英樹    サイトリ・セラピューティクス(株) 臨床開発&研究企画 アソシエートディレクター
  • 水本 博    九州大学 大学院工学研究院 准教授 
  • 船津和守    九州大学 大学院工学研究院 名誉教授 
  • 梶原稔尚    九州大学 大学院工学研究院 教授 
  • 松浦知和    東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座 講師
  • 小林直哉    岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科 消化器・腫瘍外科 講師
  • 中路修平    岡山理科大学 工学部 生体医工学科 教授
  • 安藤由典    (株)NeoCel 代表取締役 
  • 安藤 登    千代田アドバンスト・ソリューションズ(株) R&Dソリューションサービスユニット
  • 宇宙管理グループ グループリーダー 
  • 久保田幸治  千代田アドバンスト・ソリューションズ(株) R&Dソリューションサービスユニット
  • ライフサイエンスグループ グループリーダー  
  • 古川克子    東京大学 大学院工学系研究科
  • バイオエンジニアリング専攻・機械工学専攻 准教授 
  • 深潟康二    慶応義塾大学 理工学部 機械工学科 専任講師 
  • 牛田多加志   東京大学 大学院工学系研究科
  • バイオエンジニアリング専攻・機械工学専攻 教授 
  • 植村寿公    (独)産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 研究グループ長 
  • 大藪淑美    (独)産業技術総合研究所 ナノテクノロジー研究部門 研究員 
  • 青木邦知    茨城県工業技術センター 技術融合部門 主任 
  • 植松弘之    ツジ電子(株) 取締役 
  • 津村尚史    (株)ジェイテック 代表取締役社長 
  • 岡田浩巳    (株)ジェイテック 研究開発グループ グループ長
  • 岩﨑清隆    早稲田大学 高等研究所 准教授
  • 宮崎 浩    大阪大学 大学院基礎工学研究科 機能創成専攻 生体工学領域 准教授
  • 酒井康行    東京大学 生産技術研究所 物質環境系部門およびバイオナノ融合プロセス連携研究センター 教授 
  • 新野俊樹    東京大学 生産技術研究所 機械・生体系部門 准教授 
  • 中嶋勝己    川崎重工業(株) システム技術開発センター MDプロジェクト室 室長
  • 小林豊茂    (株)日立製作所 基礎研究所 健康・計測システムラボ 研究員
  • 和田昌憲    エイブル(株) 開発部 主任 
  • 菊地鉄太郎   (株)セルシード 製品開発部 
  • 水谷 学    (株)セルシード 技術開発部 部長
  • 佐波 晶    大日本印刷(株) 情報コミュニケーション研究開発センター
  • 塩野博文    (株)ニコン インストルメンツカンパニー 開発統括部
  • バイオサイエンス開発部
  • 田谷正仁    大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授 
  • 髙木 睦    北海道大学 工学研究科 教授
  • 加藤竜司    名古屋大学 工学研究科 助教
  • 米田健二    澁谷工業(株) 再生医療プロジェクト 課長 
  • 砂山裕信    澁谷工業(株) 製薬設備技術部 アイソレータ課 主事
  • 高橋 稔    (株)日立プラントテクノロジー 空調システム事業本部
  • 技術本部 バイオメディカルエンジニアリングセンタ センタ長
  • 山本 宏    三洋電機(株) コマーシャルカンパニー バイオメディカ事業部 担当部長 
  • 能見淑子    (株)セルシード 技術開発部

なにより執筆者一覧がすごい。この業界をリードしている方の企業、組織がずらりと並んでいて、そこにジェイテックやセルシードなど実際に再生医療を立ち上げているベンチャー企業も名を連ねている。これだけ幅広い執筆者を擁している本書はさぞかし内容も充実しているに違いないです。これは買わないわけには行かない。買えないけど。。。

http://ec.techzone.jp/products/detail.php?product_id=293

iPS細胞の誕生過程撮影に成功で生成メカニズム解明に前進

  • (iPS)細胞」ができる初期の様子を動画で撮影することに成功した。
  • 研究成果は16日までに米科学誌ステム・セルズ電子版に掲載された。
  • 放射線医学総合研究所(千葉市)、放医研の安倍真澄・先端遺伝子発現研究グループリーダーら
  • マウス胎児細胞の集団に遺伝子導入した後、顕微鏡で広い範囲を約10分間隔で2週間撮影し続けた。

何がわかるか

  • 皮膚細胞などに導入された遺伝子は数十時間程度、他のさまざまな遺伝子に働き掛け、逆戻り現象を引き起こす。
  • しかし、ごく一部の細胞でしか進まないため、現象が進行中の細胞を特定して調べることが難しい。
  • 過去にさかのぼって追跡すると、平たい胎児細胞は遺伝子導入の4~5日後に石垣状の細胞集団を形成し、7日後からiPS細胞の丸い固まりになり始めることが分かった。
  • どのようにして逆戻りするかを詳しく解明できれば、iPS細胞の作成効率向上や、再生医療応用に不可欠な安全性確保に役立つと期待される。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010011600050
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100114-00001253-yom-sci
http://blogs.yahoo.co.jp/dokutorukachian/31964181.html

キターーーーーー!!ついに毛髪再生治療成功!(米

MatriStem MicroMatrix(外傷治療パウダー)使用で毛髪再生に革新的な成果
でも書いたけどやはり2chで盛り上がってるみたいです。禿は男の永遠のテーマ的な。。。

皮膚に傷をつけて例の粉を塗ると毛根が再生する可能性があるということのようですが、
それって皮膚再生も出来てそうな話が気がしてならないです。

続きを読む

MatriStem MicroMatrix(外傷治療パウダー)使用で毛髪再生に革新的な成果

  • ニューヨークとシャーロット(米国ノースカロライナ州)を中心に活動している外科医と研究者のGary Hitzig医師とJerry Cooley医師
  • 外傷治療を目的としていた粉『MatriStem MicroMatrix』を、毛髪の成長が止まった部位に使用してみたところ、新たな毛包を作り出すことに成功

MatriStem MicroMatrixとは

  • 損傷した組織の治癒や成長を促進させるパウダー
  • 本来、糖尿病による足の壊疽や静脈性潰瘍、床擦れ、重度の怪我、第二度熱傷、手術部位の治癒を意図したもの
  • 損傷部位における血管新生を促進したり、細胞が増殖、分化するための足場となることで治癒する過程に変化をもたらすもの
  • 販売しているのは再生医療の開発企業であるACell社

少し前に切断した指を再生するという細胞マトリックスと同じものなのかはわからないけれど、失われ毛包が新しく作り出される機能があるのが本当なら、失われた皮膚が新しく作られることだってあるのではないか、などという期待を持ってしまいます。。。

関連記事

http://labaq.com/archives/51349139.html
http://agaaga.blog62.fc2.com/blog-entry-1260.html
http://goktsubushi.blog48.fc2.com/blog-entry-596.html
http://hairclone.blog63.fc2.com/blog-entry-152.html
http://blog.livedoor.jp/eamkebndeyturo/archives/51347943.html
http://hairfusafusa.seesaa.net/article/143017837.html

iPS細胞から神経組織への分化に関する発表

iPS細胞から神経組織への分化にHuDが不可欠

  • 神戸大の藤原俊伸准教授のチーム
  • 米科学誌モレキュラーセルに25日発表
  • 幹細胞(神経のもと)から神経組織(ニューロンなど)に分化する際、HuD(タンパク質)が不可欠。
  • HuDは、遺伝情報を読み取って神経分化に必要な物質をつくる働きに深くかかわっていた。
  • このタンパク質が作用しないと必要な遺伝子が働かない。
  • iPS細胞から神経組織を効率的につくる手法に応用できる。
  • 将来は神経変性疾患の原因解明にも役立つかもしれない。

HuDタンパク質の制御機能解明

  • 神戸大学大学院工学研究科の藤原俊伸准教授ら
  • 24日付の米国科学雑誌「モレキュラー・セル」
  • 哺乳類におけるRNA結合タンパク質HuDが、神経細胞の分化に必要なタンパク質合成を制御していることを発見
  • iPS細胞を人工的に神経細胞へ分化させる研究などにつながる
  • 哺乳類においては、核内のDNAが持つ遺伝情報を、mRNA(メッセンジャーリボ核酸)が写し取り、その情報をもとにタンパク質が合成される。
  • HuDは合成開始因子「elF4A」と結合して合成を活性化、さらに必要なときのみタンパク質を合成し、神経分化を誘導する制御機能も果たす。

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122501000025.html

http://kumanichi.com/news/kyodo/health/200912/20091225001.shtml

http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20091225010000251.asp

http://www.sakigake.jp/p/news/science.jsp?nid=2009122501000025

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002602798.shtml